
FP勉強6分野の最後。『相続』です。3級では、基本的な事柄・用語・数値を理解して覚えていきましょう。上位級になってくるとこの基本を疎かにしてしまうので・・🥺
被相続人と相続人を混乱しないようにしましょう
死亡した人を被相続人。もらう人(相続された方)を相続人といいます。この言い方はしっかり覚えましょう。自分は、後々になって混乱してきて、どっちが相続した人?相続された人?_なんて思ったので、基本的なことですがもう一度確認しておきましょう。

のぶ
リスク分野でも被保険者がありました。この時は、保険をかけられている人でした。
配偶者は、順番はつきません
相続には、順位がつきます。第一、第二、第三という言い方になります。けれど、相続を少し勉強した方なら『配偶者は第一相続者だ』と考えてしまうかもしれません。これが落とし穴になり、間違いを引き起こしてしまいます。
そう!『配偶者は第一順位ではない』からです。この順位、ふっと気を抜くと勘違いしやすい部分です。
- 相続人の順番
配偶者は常に相続人になる・・順位はない
その後に続くのが
第一順位・・子
第二順位・・父母
第三順位・・兄弟姉妹
この様に、配偶者は常になるので順番はつかないことに注意する
順番がつくのは血族相続人の優先順位です。

のぶ
問題的には、配偶者の順位は第一位である⭕️or❌?
答えは、❌です。配偶者は常に相続人なので第一ではありません。
特別?、普通?がまたきました
特別養子と普通養子は頻繁に問われているところです。理解しましょう。
- 特別養子
養子が実父母との親子関係を断ち切ること・・ 実父母との相続人にもならない。 - 普通養子
養子が実父母との親子関係を継続したまま、養父母との関係も持つこと
実父母と養父母の両方の相続人になる

のぶ
普通養子の言葉は、1級相続分野で頻繁に登場してきます。
慣れておきましょう

のぶ
ついでに、次のことも覚えておきましょう
- 胎児
被相続人の死亡時に生まれてきたものとして、実子に含む。
死産の場合は相続人になれない - 非嫡出子
正式な婚姻関係のない人との間に生まれた子で、実子に含む
(男性の場合は、認知が必要)

のぶ
1級学科試験では、更に、突っ込んだ問題になるので基本的なことは、ここでおさえておきましょう。
君は、相続人ですか?
相続人は誰でもなれるとは限りません。なれない人は、次のようなことです。
- 相続開始以前にすでに死んでいる人・・・これは、当然ですね。
- 相続を放棄した人・・相続人である本人が拒否する。自ら一人で家庭裁判所に赴いていく。
- 欠格事由によるもの・・・被相続人を殺害、詐欺や脅したりして遺言書を書かせたりした場合など
- 相続人から廃除された人・・被相続人が家庭裁判所に申し立てることにより、その相続人の相続権をなくすこと。

のぶ
相続放棄した人の場合は、その下の子(孫にあたる)には相続することはできませんが、廃除された人の場合の子(孫)には相続することができるので注意しましょう。
ポイント
- 相続の基礎をおさえましょう
被相続人と相続人の違いをしっかり理解しておきましょう - 相続順位をおさえておきましょう
配偶者は常に相続人です。(順位はない)
第一順位(子)、第二順位(父母)、第三順位(兄弟姉妹) - 特別養子、普通養子の違いを抑えておこう。
特別養子・・・実父母との関係を一切持たない。
普通養子・・・実父母と関係は維持される。 - 相続放棄、相続廃除、欠格事由の違いについて理解しておこう。
相続放棄・・・相続人自ら家庭裁判所に赴いて相続を断る
相続廃除・・・被相続人が、その相続人を家庭裁判所に赴いて相続させないようにする。
欠格事由・・・被相続人を殺害、詐欺や脅したりして遺言書を書かせた場合 - 相続放棄と廃除の下の子の相続の違いに注意しましょう