
財産評価では、宅地の評価が最も重要です。
自用地、貸宅地、借地権、貸家建付地の評価額の理解。。。
小規模宅地等の課税価格の計算特例。。。
この分野は、上位級になっても付きまとう頻出論点です。
ですが,
次の分野は、さらっと宅地の評価よりも覚えやすものなので、頭の隅に入れておきましょう。
最後の分野です。もうひと踏ん張りですよ。。。。
株式評価は、どうするか?
上場株式と取引相場のない株式
株式には、『上場株式』と『取引相場のない株式』があります。
- 上場株式とは?
企業が発行する株式を証券取引所で売買できるように証券取引所が資格を与えた株です。
取引相場のない株式とは?
証券取引所や市場で取引されていない株式のとこです。
このような株式を相続評価するには、どのようにするのでしょうか。
3級は、上場株式の財産評価を抑えていきましょう
3級試験での株式の財産評価はこれで十分です。
- ①相続開始時の最終価格
②相続開始時の属する月の毎日の最終価格の平均
③相続開始時の属する前月の毎日の最終価格の平均
④相続開始時の属する前々月の毎日の最終価格の平均
①〜④でのいずれか最も低い金額を選ぶ。

『属する月とは、その日のある月を言います。
6月14日の時は、6月の月では、と言う意味です。

相続開始日の最終金額、その月の平均、前月の平均、前々月の平均の1番低い金額を選べば良いですね。
取引相場のない株式は、上位級向け
取引相場のない株式の場合は、ちょっと複雑で、3級では、見かけたことがありませんでした。
1級学科試験での事業承継分野できます。上位級を目指すなら軽く理解しておきましょう。
- ①類似業種比準方式:上場している似たような業種の株価を基にして、配当、利益、純資産の3つの要素を加味して評価額を算出する。
②純資産価額方式 :会社の純資産額を相続評価額で評価して1株あたりの評価額を算出する
③配当還元方式 :配当金額をもとに評価額を算出する方法

この分野は、2級の勉強で見た記憶がありますが、良く理解していませんでした。
1級では、学科試験応用編で計算問題が出題されいます。
自分の3級試験時には、全然、理解・覚えていませんでした。

上場株式の評価は、必ず。覚えておきましょう。
稀に出題されるゴルフ会員権と生命保険の評価
3級勉強でのゴルフ会員権と生命保険の評価は、この2つしか覚えていませんでした。
- ゴルフ会員権の評価額=通常の取引価格✖️70%

3級では、これしか覚えていませんでしたが、
1級実技試験を勉強を行っていて、
あくまで取引相場のある会員権だけであることに気づきました。
取引相場のない時の評価額もあることにも注意しておきましょう。
ゴルフをするだけの会員権は、評価がないので注意しましょう。
通常の取引価格✖️70%は、あくまで取引相場のあるものに限られていることに
3級では、知らなかった論点でした。

生命保険契約に関することは、これだけです。
- 生命保険契約に関する評価=解約返戻金相当額
ポイント
①株式の評価:
相続開始時の最終価格
相続開始時の属する月の毎日の最終価格の平均
相続開始時の属する前月の毎日の最終価格の平均
相続開始時の属する前々月の毎日の最終価格の平均
①〜④でのいずれか最も低い金額を選ぶ。
②ゴルフ会員権の評価:ゴルフ会員権の評価額=通常の取引価格✖️70%
③生命保険の評価:生命保険契約に関する評価=解約返戻金相当額